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ブルーレイ今後の展開はどうなる?なぜ普及しなかった?

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Blu-rayディスクが世に出て20年以上たちました。

しかし、DVDが普及しビデオテープが一般に扱われなくなるまで急激な変化があったのに対し、

Blu-rayディスクが登場しても、いまだDVD普及率は高く、Blu-rayは多数派とは言い難いイメージがあります。

Blu-rayの今後の展開はどうなるのでしょうか。

何故普及しなかったのか、理由を探ってみましょう。

目次

ブルーレイ今後の展開は?

Blu-rayが登場してからこの20年の間に、映像文化は大きな変化を遂げました。

それまで映像作品を見ようとすれば、市販されているディスクを買うなり、ディスクに録画するなり、必ず物理的な記録媒体を介する必要がありました。

しかし、スマホの爆発的な普及に伴い、動画サイトは元よりサブスクの急成長。

さらにテレビの衰退リモートワークおうち時間の増加も増え、「動画はストリーミングで見て、どうしてもとっておきたいものだけダウンロードする」ものとなってきました。

そのダウンロード先も、ハードに直接記録させる場合とディスクなどの記録媒体に記録するだけでなく、クラウド保存するという選択肢も増えました。

つまり、映像作品を楽しむためにディスクにこだわる必要性が急激に薄らいでしまったのです。

特に若い世代を中心にこの新しい変化がスタンダードとなってきているため、おそらくBlu-rayは今後伸び悩み、ユーザーはますますネット配信がメインに。

動画は主にストリーミング、気に入った一部だけをダウンロードというスタイルが主流となっていくでしょう。

ブルーレイがDVDと比べて普及しなかった理由

Blu-rayがDVDほど普及できなかった理由はいくつか考えられます。

ビデオ→DVDの時ほどのインパクトがなかった

ビデオテープ一強の時代にDVDが登場したときのインパクトは、はっきり言って異常でした。

ビデオテープの扱いは、上書き防止のためにはツメを折ったり、それをまた上書きさせるためにツメのあった個所をセロテープでふさいだり、編集のためにハサミとセロテープで文字通り切り貼りしたり、見終わったら頭出しと言って最初に巻き戻すのがマナーだったり、不具合あるあると言えばデッキにテープが絡まったり、高温多湿に弱くテープが伸びたり

まぁなんというか、ビデオはデジタル機器ではあるものの、半分アナログというか、物理作業の必要な存在だったのですよね。

見た目も武骨でかさばるし、野暮ったいことこの上ない。

なので、それに台頭するべく現れたDVDのスタイリッシュさは華々しいものでした。

これ以上省略しようがないほど無駄なものをすべて排除した円盤デザイン。

すべての作業はデジタルで行われ、頭出しどころか常にどこからでも見始めることができ、デッキに絡まることもない。

高温多湿は苦手ではあるものの、ビデオテープに比べればかなり耐性が強い。

何より、テープはどうしても視聴すればするほど劣化するものでしたが、DVDは「半永久的」に品質が変わらないという圧倒的未来感。

半永久的⁉永久の半分って何⁉ と思った人は多いはず。

傷に弱いという一面はありますが、そんなデメリットを吹き飛ばすほど、ビデオテープとは雲泥の差だったのです。

しかもこれが、手のひらサイズで紙のような薄さのディスク一枚に集約されているのです。

これが普及しないわけがない。

しかし、Blu-rayは…見た目ほとんどDVDですよね。

取り扱い方もDVDとほとんど一緒。

画質音質容量もDVDよりはるかに上、とは言うものの…劣化していくビデオテープから基本的に劣化しないDVDに世代交代した時ほどの衝撃はありません。

こだわる人にとっては目を見張るものでしたが、こだわらない人は「わざわざBlu-rayにしなくてはいけない理由」は少なかったんですよね。

互換性の低さ

また、DVDの爆発的普及はPCゲーム機音楽再生機器の普及とも平行していたため、DVD対応機器は幅広いジャンルに及びます。

その後で登場したBlu-rayは、残念ながら未だ互換性の低さが足を引っ張っています。

頼みの綱のPCも、Mac正式にはBlu-rayに対応しないまま光学ディスクドライブ事態を撤廃してしまうなど、タイミングに恵まれませんでした。

そのせいもあるのか、Blu-ray再生機器は2023年になった今もDVD再生機器より高額

高価互換性が低いのは大きな弊害となっています。

不具合の起きやすさ

ビデオテープよりDVDが劣る唯一と言っていい欠点が、傷に弱いことでした。

Blu-rayは、そんなDVD以上に傷に弱いと言われています。

DVDと同じ大きさ・外観で画質音質容量がけた違いに多いのですから、DVDなら耐えられるような傷でもBlu-rayにとっては支障をきたすダメージとなる可能性があるのです。

また、著作権保護のためのプロテクトがDVDよりも厳重で、中には定期的なバージョンアップを必要とするプロテクトまであります。

そのため、最新バージョンのプロテクトがかけられたBlu-rayディスクを、まだバージョンアップしていないBlu-rayプレイヤーで再生しようとすると、再生できないなどの不具合が起こることがあります。

レンタル業界との相性の悪さ

傷に弱く不具合が起きやすい、となると敬遠するのがレンタル業界です。

レンタル業界は基本的に薄利多売。

盛者必衰の激しいエンタメ作品で、できるだけ多くの種類を保持しようとすると、ディスクに最適な環境だけを維持することは難しいです。

また、レンタル先でどんな扱いをされるのかまでは規制できません。

Blu-rayを借りる客すべてがBlu-rayの扱いに詳しいわけではなく、むしろ客はBlu-rayの繊細さを知らないことの方が多いでしょう。

そうなると、慎重な扱いが必要不具合が起きやすいうえに高額で買い替えしづらいBlu-rayは、レンタル業界としてはメリットが少ないのです。

ビデオテープも、DVDも、普及の陰にレンタル業界の影響がかなり強くありました。

そのレンタル業界を味方につけきれなかったことも、Blu-ray敗退の大きな要因だったと考えられます。

まとめ

Blu-rayが普及しなかった理由は、

  • 物理的な記録媒体が必要ではなくなったこと、
  • ビデオ→DVDほどのインパクトが無かったこと、
  • 互換性の低さ、
  • 不具合の起きやすさ、

などでした。

ストリーミングダウンロードに押されてBlu-rayはますます肩身の狭い思いにさらされるかもしれません。

ただ、画質音質容量の高さは他の追随を許さないため、マニアックな需要は今後もキープできるのではないでしょうか。

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