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スト6は盲目でプレイ可能?EVO2023で全盲プレイヤーがプール予選勝利

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スト6が、盲目でもプレイできるよう作られていることをご存じでしょうか。

スト6とは、格闘ゲームの代表格「ストリートファイター」シリーズの最新作「ストリートファイター6」のこと。

今回、世界最大級の格闘ゲーム大会「Evolution Championship Series 2023(以下EVO 2023)」で初めてストリートファイター部門ができたのですが、

そのスト6のプール予選で全盲プレイヤーBlindWarriorSven選手が勝利し、話題となりました。

しかし、格闘ゲームを盲目の障碍者がプレイするなんて、健常者にはにわかには想像できませんよね。

どのような仕組みで今回のBlindWarriorSven選手勝利が叶ったのかを解説していきます。

目次

スト6のサウンドアクセシビリティ機能とは

https://www.streetfighter.com/6/ja-jp

「サウンド」は「音」、「アクセシビリティ」とは「利用しやすさ」のことであり、

サウンドアクセシビリティ機能とは、主に視覚障碍者でも利用しやすいよう配慮するためにを活用した機能のことです。

スト6は、2022年に実施されたクローズドβテスト、2023年に入ってからの体験版ですでにこのサウンドアクセシビリティ機能が実装されており、注目されていました。

格闘ゲームで本格的なアクセシビリティ機能搭載を実現したゲームは、スト6が初めてのことです。

サウンドアクセシビリティ機能の内容

さて、『格闘ゲームのサウンドアクセシビリティ機能』と言われても、健常者にはなかなか想像できないものだと思います。

ここでは具体的なその内容を説明しましょう。

スト6では以下のSEのON/OFFの変更が可能です。

  • 対戦相手との距離お知らせSE
  • めくり攻撃ヒット記号SE
  • 上中下弾攻撃ヒット記号SE
  • 体力・SAゲージ残量通知SE
  • ドライブゲージ状況通知SE
  • SAゲージ仕様サイド通知SE
  • セレクト時のナレーション再生方式 (決定ボタン押下 or カーソルオン)

具体的にどのように表現されるのかと言うと、

例えば、「対戦相手との距離お知らせSE」をONにすると、対戦相手との距離に合わせて特定の音の高さ間隔が変化します。

近づけば音は高く間隔は短くなり、遠ざかれば逆に低く間隔が長くなります。

音の種類を変えることで、自分の立ち位置が相手の左右どちらにいるのかも判別可能になります。

https://twitter.com/StreetFighterJA

これらすべてをONにすると、様々な音情報が重なり合って判断が難しくなりそうに思えますが、

実際にプレイ動画を見てみると、BGMなどの不要な音情報をOFFにしていればむしろ静かなくらいで、それぞれの音が聞き取りやすく、さらに取り違えないよう聞き分けやすい音が使われていることに気づきます。

これなら音に集中して状況把握をし、操作することが可能であることが納得できます。

何故サウンドアクセシビリティ機能全部を一択でON/OFFできないのか、と思う人もいるかもしれませんが、

視覚障碍と一言で言っても障害度合いは個々様々であるため、どの機能が必要でどの機能が不要かもそれぞれに合わせてカスタマイズする必要があるからだと思います。

不要な機能まで一斉にONになっていると情報過多で返って混乱するでしょうから。

また、スト6はサウンドアクセシビリティ機能の範囲外の音響効果も細かく設定できます。

攻撃のヒット音、足音、スーパーアーツの音、環境音、システム音などなど…あらゆる音響のボリューム調整が可能なのです。

これは恐らく、視覚障碍者だけでなく、特定の音に過敏、もしくは鈍感な発達障碍者聴覚障碍者、難聴、耳鳴りなどを持つ人たちの快適度を大きくあげてくれるでしょう。

バンダイナムコやマイクロソフトも

下記で紹介するePARAが2023年5月に開催したイベントに、バンダイナムコの鉄拳シリーズ総合プロデューサー原田勝弘氏が登壇。

アクセシビリティ機能を搭載した『鉄拳7』のビルドを紹介したというのです。

その内容は、カラーフィルターや入力面でのサポートの設定などとなっており、サウンドだけにとどまらない様子。

バンダイナムコは、アクセシビリティを現在研究中で、鉄拳シリーズ以外の作品にも導入することを目指しているそうです。

マイクロソフト社も、2023年10月10日発売のレースゲーム『Forza Motorsport』で、視覚障碍者向けの『Blind Driving Assists』という設定を搭載。

車両の位置や向き、シフトチェンジのタイミングなどの情報が音で表現されるそうです。

1997年にはセガサターンで『リアルサウンド 〜風のリグレット〜』というゲームが発売されていました。

内容は選択肢次第でドラマの変わるサウンドノベルゲームのようなものでしたが、視覚情報が全くなく、音を頼りにプレイするという異色作で、希望者には点字印刷の取扱説明書を郵送するという凝りよう。

ゲーム業界のサウンドアクセシビリティ機能先駆け的存在だったかもしれません。

株式会社ePARAも協力

株式会社ePARAとは、バリアフリーeスポーツ(「年齢・性別・時間・場所・障害の有無を問わず参加できる環境の下行われるeスポーツ」を意味する造語)を提唱する団体です。

今回スト6製作に当たり、ePARAは3人の全盲のプレイヤーが実際に今作をプレイし、サウンドアビリティを分析。

障害当事者主導の下、サウンドにまつわる助言レポートという形で協力したそうです。

株式会社ePARAは、他にも『心眼CUP』という視覚情報ゼロ、音声のみで状況判断し対戦するeスポーツイベントにも取り組んでいます。

BlindWarriorSven選手の勝利

BlindWarriorSven選手(オランダ)が活躍したのは、Evo2023 ストリートファイター6部門予選1日目

https://www.streetfighter.com/6/ja-jp

BlindWarriorSven選手のエドモンド本田に対し、相手のEternalPancake選手はルークを使用。

両者拮抗しておりフルセットまで持ち込みましたが、紙一重でBlindWarriorSven選手の頭突きがさく裂、フィニッシュとなりました。

実はこのBlindWarriorSven選手。まだサウンドアクセシビリティ機能が搭載されていなかったスト5でもケンでスーパーダイヤモンドランクに到達したことがある方。

元々音を頼りに様々なゲームをハイレベルでこなしてきた実績のある方だったのです。

そんな方がサウンドアクセシビリティ機能を得たら、鬼に金棒ですよね。

今後のeスポーツには、様々な障碍者が積極的に参入し、珍しくなくなるのかもしれません。

まとめ

https://www.streetfighter.com/6/ja-jp

スト6は格闘ゲームで初めて本格的なサウンドアクセシビリティ機能を搭載。

その精度の高さは、盲目のプレイヤーBlindWarriorSven選手の活躍が保証してくれました。

ゲームのアクセシビリティがここまで進化していたとは、嬉しい驚きです。

この動きがもっと広がり、アクセシビリティ機能向上とネットのおかげでゲームをする上での格差が無くなっていくといいですね!

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