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ワンピースのアニメ引き伸ばしがひどい?テンポが悪すぎな理由

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ワンピースは1999年にアニメ化してから20年以上もトップを走り続けている長寿アニメです。

魅力的なキャラクター、ワクワクするような冒険譚、その裏で緻密に練りこまれた設定や伏線など、これだけ長い間ファンを飽きさせない実力派の作品ですが―――実はアニメのワンピースには、ファンからも辛辣な評価をされることが少なくありません。

その中でも多いのが「引き伸ばしがひどい」「テンポが悪すぎ」「隙あらば尺稼ぎ」など、原作の内容を薄めているのではないかという指摘です。

原作がある作品をアニメ化する以上、どうしても毎話30分(OP・EDやCMを除くと25分程度)にきっちり納めなければいけません。

漫画そのままとはいかず多少の微調整をすることはどの作品でもあることですが、ワンピースはそんなに特筆するほど引き伸ばしが酷いのでしょうか。

テンポが悪くなるほどの尺稼ぎをしなければいけない理由があるのでしょうか。

目次

ワンピースのアニメは引き伸ばしがひどい?

ワンピースの引き伸ばし方には

  • 長いあらすじ
  • 尺稼ぎ
  • アニメオリジナル

の3つがあります。

冒頭の長いあらすじ

毎週本編が始まる前に長いあらすじ(6分程度)を流されるので、毎週見ている視聴者はうんざりしてしまうかもしれません。

録画を溜めたりして一気に見る人はなおさらですよね。

ただ、これだけの長期アニメともなると、しばらく見逃してしまって久しぶりに見る人やほとんど初めて見る人なども常に一定数いるはずなので、この長いあらすじもそんな人たちには役に立っているのかも…?

しかし、動画配信サービスで一気観する時は、邪魔にしかならないので本当にテンポが悪いと感じます。

ワンピースは、毎回冒頭の5分、6分まで飛ばして視聴するのをおすすめします。

尺稼ぎ

2022年8月現在、直近で一番話題になったのは2022年5月22日放映されたアニメ1018話『笑うカイドウ!四皇VS新世代!原作漫画99巻第1003話『盤上の夜に該当)です。

それまで劣勢だったルフィが勝機を掴み、カイドウに反撃を開始する。という手に汗握る冒頭。

その反撃のラッシュシーン、原作漫画では3ページで描かれたものがアニメでは2分半にも引き延ばされたのです。

それがカイドウへのとどめとなり戦闘を終わらせるような攻撃ならわからなくもないのですが、2分半もリンチされ一度倒れたカイドウは、そこに畳みかけようとしたルフィの仲間たちを難なく一掃してしまうというのですから、

「それだけ余力が残っているのに、2分半も殴られ続けたのは何故…?」

と、アニメ上の演出として大きな違和感を感じさせる出来になってしまったようです。

他にも、原作では数コマで登場したキャラクターが、アニメでは口元だけなど複数のカットを使って意味ありげに登場させたりと、涙ぐましい尺稼ぎをしているようです。

テンポが悪い」と言われてしまう理由も、主にこの過度の尺稼ぎがもたらしたものでしょう。

アニメオリジナル

アニメオリジナルを挟むにしても、『話の中にオリジナルシーンを挟む』ものと『完全オリジナルストーリーをしっかり入れる』ものがあります。

アニメ版ワンピースの場合、前者はその都度評価が割れますが、後者の方はおおむね好評です。

何故なら、ワンピースのアニメオリジナルは、原作に入れきれなかった話や設定を補足したものがあるからです。

原作漫画も「セリフや説明が多すぎる」「一人一人にスポット当てすぎ」「回想多すぎ」等と言われるほど情報量過多なのに、それでも入れきれなかった話や設定があるなんて驚きですね!

そのせいでしょうか、上記のような薄めて伸ばすような尺稼ぎをするよりもアニメオリジナルを入れてほしい、と希望する声も多く聞かれます。

ワンピースのアニメがテンポ悪い理由

これだけの人気長寿アニメだというのに、質を悪くしてしまうような尺稼ぎをしてテンポが悪くなってしまっている理由はなぜなのでしょうか。

そもそも、ワンピースは最初から引き伸ばしがひどかったのでしょうか?

引き伸ばしが多くなったのはいつ頃から?

多少の尺稼ぎアニメオリジナルを入れることは初期からありましたが、

明らかに特に酷くなったと言われるのは、エニエスロビー編の頃からのようです。

このタイミングでアニメワンピースは色々と勝手が変わりました。

放送時間が日曜9:30~に移り、視聴者に次の番組を流れで見させるためかEDが無くなり、漫画の書き溜め分が無くなってアニメ1話が実質的に漫画1話分くらいになりました。

常に新しい話を作り続け、ただでさえカツカツの状態で十年以上放映し続けている中でこの大きな放映条件の変わりようは、相当厳しかったことが伺えます。

引き延ばさざるを得ない理由

これだけ苦心して引き延ばさなければいけない理由は「原作にアニメが追い付かないようにするため」です。

エニエスロビー編でアニメ一話が漫画一話に相当するようになった、と書きましたが、これは他アニメ作品と比べると異常な事態なのです。

普通のアニメ化作品は、アニメ30分(実質25分程度)原作漫画(週刊連載の場合20ページ前後)の3~4話分くらい入ることが普通です。

ですから、ほとんどのアニメがせいぜい2クール程度で一度終了し、それ以上続けたい場合は製作期間(原作を進ませる期間にもなります)を数カ月~数年経てまた二期、三期と新たなシリーズを出す形をとっています。

アニメ30分で消化される情報量は、それだけ多いものなのです。

それが、原作に追いつかないように原作一話でアニメ一話作らなければいけないとなると、そりゃああらすじだの尺稼ぎだの駆使しなければ到底埋められるものではありません。

特にワンピースのように緻密に設定や伏線を計算して描かれているものは、アニメで勝手なことをして後々つじつまが合わなくなってはいけないため、アニメオリジナルも簡単には入れられないのです。

製作期間を置かずに毎週更新し続けるアニメが異常事態なので、尺稼ぎでテンポが悪くなってしまうのは仕方がないかもしれませんね。

まとめ

ワンピースのアニメは、確かに引き伸ばしが酷くテンポが悪いところも多々ありますが、

原作を追い越さないようにアニメスタッフが苦心している結果であることがわかりました。

原作も最終章に入り、やがて終わりが見えてくるでしょうから、先が見通せるとアニメも作りやすくなるのではないでしょうか。

そうなったときに、尺を稼ぐにしてももう少しうまく引き延ばしてくれると有り難いですね。

個人的には、ワンピースはアニメよりも漫画の方が一気読みすることが出来ておすすめです。

漫画なら、全巻でも数日で読み切れますが、アニメだと1ヶ月毎日見ても終わらないような量があります。

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