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ダイの大冒険2020リメイクがひどい?打ち切りで最終回終了?

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ダイの大冒険(DRAGON QUEST -ダイの大冒険-)は、週刊少年ジャンプで1989年から7年間連載された人気作です。

2020年にアニメ化しましたが、「リメイクがひどい」という声も聞かれ、

『ダイの大冒険』で検索すると、検索候補には「打ち切り」という言葉も出てきます。

ダイの大冒険のアニメはそんなにひどかったのでしょうか。

打ち切りで最終回終了してしまったのかどうか、こちらでご説明します!

目次

2020年版のダイの大冒険は打ち切りではない

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答えを言ってしまうと、2020年版のダイの大冒険は打ち切りではありません

原作完結まで、途中を端折ったり大きな改変をすることもなく、計画的にしっかり描かれており、この構成力の高さはむしろ評価されています。

ではなぜ検索候補に「打ち切り」と出てくるかと言うと、理由は二つあります。

1991年のアニメ版が打ち切りだった

実は、ダイの大冒険は1991年に一度アニメ化しています

区別するために1991年版を『平成版』、2020年版を『令和版』等と呼んだりしています。

しかし、この平成版、ダイの本当の父親バランが登場して間もなく、あからさまな打ち切り方をして終わってしまうのです。

リアルタイムでアニメを見ていたファンは愕然。

当時、原作の人気は高く、むしろバラン登場以降からますます盛り上がっていくというのに、その出端で無理やり終わらされ、不完全燃焼となりました。

打ち切りの理由

なぜ突然打ち切りになったかと言うと、作品には全く非が無く(それどころか数クールの延長が決まっていたそうです)、テレビ局側の都合でした。

テレビ局が月~金曜の同時刻に同じ新番組を放送するという改革を打ち立ててしまったため、偶然その時間帯に放送していた平成版ダイの大冒険もそのしわ寄せをくらって終わらされてしまったのです。

しかし逆を言えば、人気が高い状態での打ち切りにより「もう一度、今度こそ最後までアニメ化してほしい」というファンの熱に火をつけ、長年待望された結果、本当に令和版が実現することになったとも言えます。

「もう一度アニメ化してほしい作品」の話題になると、常に上位に君臨していましたからね。ダイの大冒険は。

続きを期待させるラスト

令和版アニメは基本的に原作順守であったため、最終回も原作通りでした。

しかし、その最終回の展開は、続きを期待させる内容でした。(以下、最終回のネタバレになります)

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地上の危機を脱し皆が胸をなでおろしたところで、復活したキルバーンが黒の結晶を起動。

ダイは黒の結晶を道連れに空高く飛び出します。

はるか上空で爆発する黒の結晶。

ダイの犠牲により、ようやく地上に平和が訪れたのです。

その後数週間、ポップたちは元より世界中に御触れを出してダイ捜索を行いますが、足取りはつかめません。

しかし、ロン・ベルクに寄るとダイの剣にある宝玉はダイの命が尽きれば輝きを失うとのこと。

宝玉は未だ輝いており、ダイはどこかで生きていることをうかがわせ、ポップたちがダイ捜索の旅に出る姿が描かれ、『ダイの大冒険』は終わりました。

つまり、「第一部完!続きは第二部で!」とも受け取れる終わり方なのですよね。

しかし、原作ともども続きは存在しないので、打ち切りに見えなくもありません。

続編の構想はあった

実は、続編にあたる『魔界編』の構想は実際にあったのだそうです。

そのために物語の終盤で冥竜王ヴェルザーの存在、破邪の洞窟の最深部、マザードラゴンの言う「邪悪な存在」など、伏線を残して終わりました。

ただ、7年もの間、プレッシャーに耐えながら週刊連載を描き続けた作画・稲田浩二さん自身の体力が限界であり、原作・三条陸さんも大魔王を倒すところで終わらせることが最良の終わらせ方だと考えていたため、編集者とも話し合った結果ここで幕を閉じることになったのだとか。

実際、稲田浩二さんはその後の連載も体調不良のため休刊しており、大きな負担を抱えながらもダイの大冒険を書き上げてくださったことが察せられます。

2020年版のダイの大冒険が不満を持たれる理由

ファンに待望され実現した令和版ダイの大冒険ですが、「ひどい」と不満を持たれる要素もあります。

その多くは、やはり平成版と比較してのもののようです。

BGMがドラクエじゃない

ダイの大冒険はJRPGの代名詞ドラゴンクエストシリーズのメディアミックス作品です。

その印象を強めるためか、平成版ではドラクエのBGMがそのまま使われていました。

BGMに寄って否が応にも盛り上がるドラクエ感…! ドラクエ世界の物語であることを強調していたのです。

しかし、令和版ではBGMが一新。ドラクエのBGMは無くなります

そのことに「せっかくのドラクエ作品なのに…」とがっかりする声も聞こえました。

ただ、中には「平成版は、『とりあえずドラクエのBGMを使っておけ』とばかりに使っていて好きじゃない」「ドラクエBGMの取捨選択がいまいち」との声もありました。

間が少なく展開が早足

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確かに、全体的に間は少なかったように感じました。

その結果、原作では「……」が多かった間で語る男ミストバーンが、アニメだと雄弁に見えてしまうくらいには間が少なかったです。

もっとも、原作でも途中からは雄弁になっていた気がしますが…

なにせ344話ある原作を100話に収めるわけですから、1話に3話以上を詰め込まなければいけないわけです。

アニメ化するにあたってその辺の都合で適宜シーンを端折ったり、逆にオリジナル要素を入れて伸ばしたりと調整するのがほとんどですが、

令和版は極力原作に忠実に作られており、原作の情報量もけっこう多い作品だったため、全体的に間を縮めて早足ペースになってしまったのかもしれません。

年齢制限表現の改変

原作が30年も前の作品なので、現在の地上波アニメでは年齢制限にひっかかってしまう描写もいくつかありました。

作品が作品なのでエグイものは少ないですが、所謂昔の少年漫画にありがちなお色気要素露出の多い服装がそのほとんどですね。

https://dq-dai.com/

特に、マァムの太ももがタイツで隠されてしまったのにクロコダインは丸出しであることはネタにされていました。

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ただ、大きな物議を醸したのが、フレイザードがマリンという女性キャラの顔を片手で掴み上げ、顔面を炎で焼くシーンが修正されたことです。

原作ではその直後、マリンの兄アポロに「女の顔になんてことを…!」と批判されますが、フレイザードはアポロを足蹴にし「笑わせるなッ!! ここは戦場だ! 殺し合いをするところだぜ 男も女も関係ねェ 強い奴が生きて弱い奴は死ぬんだよ!!」と一蹴します。

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フレイザードの残酷さ、フレイザードなりの思想、そして漫画やゲームだと読み手側は忘れがちですが「ここは殺し合いの世界だ」と綺麗事を一刀両断する一面は、ダイの大冒険という作品が内包する一面そのものであり、とても重要なものでした。

これを丸ごと削除され、マリンはただ頭を掴んで投げられただけで終わってしまったので「作品として重要な言動を変えてしまうなんて」という反論が巻き起こりました。

ただ…いかんせん土曜の午前中に子ども向けとして放送するアニメとしては、現代の感覚では修正せざるを得なかったのでしょう。

高く評価する声も多い

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様々な反論もありますが、どちらかと言えば高い評価の方が多かったように思います。

スタッフに30年越しのファンが多く集結して作られたため、原作リスペクトが高く、

キャラデザもうまく現代風に寄せ、アニメ作画とCGを巧みに使い分け、高い作画レベルを保って最後まで駆け抜けました。

王道過ぎるくらい王道なダイの大冒険は「今アニメ化しても古臭いのでは」「現代の子どもたちの好きな要素は薄いのでは」と心配する声もありましたが、

実際には親子で楽しんだという声もあり、近所の小学生がアバンストラッシュをしているとSNSで報告する人もいました。

また、原作自体が「読者の年齢や立場によって感情移入するキャラクターや視点が変わる」という特性があるため、何度読んでも新たな発見や感動がある作品であり、アニメ化して改めて映像としてストーリーを追うことで新たな発見や感動を得、解像度が上がった視聴者も多かったようです。

私もリアルタイム世代ですが、こんなに原作に忠実に再現してくれたこと、全体的に高クオリティを保持してくれたこと、現代の技術でこんなにも生き生きとダイナミックに描いてくれたことは感謝しかありません。

この記事を書いている2023年4月21日現在、令和版が終了してちょうど半年ほど経ちますが、今もフィルムコンサートが開かれたり新たなグッズが展開したりと、むしろダイの大冒険ブームが再燃しているように感じるほどです。

大人の事情で突如話をたたまざるを得なかった平成版スタッフの無念は計り知れませんが、その痛みを少しでも和らげられていればと願います。

まとめ

https://www.animatetimes.com/

様々な物議も醸しましたが、最終的に高評価が多かったダイの大冒険。

不安で見られなかった人も、各配信サイトなどでまだ見られるので、今からでも手を出してみてください!

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