チェンソーマン打ち切り回避理由は?なぜ人気になった?【漫画】

チェンソーマンという作品は、第一話から過激な表現も多く「打ち切りになるのでは」と言う噂も付きまとった作品です。

巻数11巻という人気作にしては短い話数で終わったため、その噂はなおさら濃厚になりましたが、

掲載紙を変えて第二部開始、さらにはアニメ化と、打ち切り回避どころか逆に根強い人気を裏付けることとなりました。

ここでは、チェンソーマンがなぜ打ち切りを回避できたのかどうして人気があるのかを探っていきます。

目次

チェンソーマン打ち切り回避の理由は?

打ち切り回避理由の前に、まずはそもそもなぜ打ち切りを心配されるのかを説明しましょう。

チェンソーマンが打ち切りを心配される理由

週刊少年ジャンプに連載されていたのでカテゴリは少年漫画のはずなのですが、「カテゴリ間違えてるんじゃないかな?」と心配になるくらい、チェンソーマンには年齢制限をかけないとアウトなところが多々あります。

少年が共感しづらい

ほとんどの少年漫画は、少年共感を持たれそうな要素を、特に主人公に持たせます。

でも、チェンソーマンの主人公デンジは、正直、現代の多くの少年たちとはあまりにもかけ離れた人物設定です。

まず生い立ちが辛すぎます。

父親が借金を苦に自殺してしまったため、莫大な借金を背負ったデンジは自身の内臓を切り売りするだけでは足らず、瀕死のところ偶然助けた悪魔と契約して非公認のデビルハンターをして借金を返しながらホームレス生活をしているのです。

彼の目指すも、パンにジャムを塗って食べるような普通の生活。

当然、義務教育も受けていない為、非常識空気など読めません

毎日三食食べて、入浴して、できれば女性とエッチなことをしてみたい

ほとんどの少年が何の苦労もなく手にする平凡な日常が、デンジにとっては雲の上の生活であり、それを手にし維持するために悪魔に変身して何度も死にながら戦い続けるのです。

ほとんどの少年が想像すらできないような過酷な人生と性格。

『共感を得よう』という気がサラサラないというか、むしろ共感に”のし”着けてフルスイングでかっとばされるような設定です。

共感を得られそうなのはせいぜい「女性とエッチなことをしてみたい」ってところでしょうか…

しかし、その下心が全開すぎますし、それに踊らされて何度も死ぬ羽目になりますし、やはり共感はしきれないんですよね。

グロテスクが過ぎる

グロテスクと一言で言ってもいろいろありますが、チェンソーマンの場合はダイレクトに、これでもかと血と臓物がぶちまけられ続けます

人体損壊どころの話ではありません。特に腸が惜しげもなくまき散らされまくります。

挙句の果てにははみ出た脳がリボン結びになっているキャラや、脳が断裂して天使の輪状になる演出まであります。誰得。

あまりにも威勢の良いグロ表現なので、時に笑えてしまうようなところすらあります。

卑猥な表現もあけっぴろげ

デンジの願望が願望なので、卑猥な表現もあけっぴろげにあります。

女性型なのに下半身履いていないデザインのキャラもいました。

デザイン自体は格好いいので作者はそれで通したかったのだと思いますが、戦闘中に突然下着を着けだしたので、やはりNGが出たのではないかと噂されています。

精神的にキツイ

グロテスクやセクシャルなだけでなく、メンタル的にも年齢制限がほしいくらいキツイです。

キャラクターの死に方も「え、ここで?」「え、こんな死に方?」「え、そんな理由?」と毎度愕然とさせられ、読み終わってから「嘘だろ…」とじわじわ実感が沸いてきて胃が痛くなるようなキツさです。

生死に関わること以外にもあまりにも辛い追いつめられ方が様々あり、読んでいて辛くなりギブアップした人も多いです。

打ち切り回避の理由

打ち切り回避の大きな理由は、やはり人気が出たからでしょう。

「なんでこんなのが人気出るんだ」と理解できない人「意味がわからない」と離脱した人も多い作品ですが、

そこを潜り抜けた人には年齢性別国籍問わず強い支持を得ました。

人気の理由は後述するにして、ここでは打ち切り回避の転機として指摘されている箇所をいくつか提示します。

夢バトル

まず、10話の夢バトル前後の流れを支持する声が多いです。

パワーとバディに成る話ですね。

パワーに胸を揉ませてもらう条件でパワーの猫ニャーコを助けるために奮闘するデンジ。

それを悪魔にバカにされ、その前にアキにも「軽い気持ちで仕事するヤツは死ぬぜ?」と諭され(と言うか脅され)ていたのもあり、デンジの鬱屈が爆発

みんな偉い夢持ってていいなア! じゃあ夢バトルしようぜ!夢バトル! 俺がテメーをぶっ殺したらよお~…! てめえの夢ェ!胸揉む事以下な~!?

チェンソーマン 2巻

普通の生活を送ることもかなわず、ポチタと二人、泥水を啜りながら生きてきたデンジ。

そんなデンジにとってわずかな夢の一つ女性とエッチなことをすることでした。

先にデンジには少年が共感できる部分が無いと描きましたが、

夢が目前に迫り命がけで食らいつくデンジの姿に、必死に生きること、必死に夢を求める姿に差異は無いことを強く感じさせられたシーンです。

それに、大義高い志を掲げる人に後ろめたさ卑屈さを感じたことが無い人は少ないのではないでしょうか。

そんな多くの人の共感を得たシーンだとも言えます。

デンジは生い立ちのせいでかなり非常識なキャラクターですが、その根元は年頃の少年であることが垣間見えます。

また、最初はデンジ以上の常識破りで「悪魔は人間とは本当に別の理で生きているのだ」と感じさせる存在だったパワーが、この話の終盤には「悪魔と言えど、心のぬくもりがわかり、意思疎通できる存在」だと理解させられたのも、この話の印象的なポイントの一つです。

永久機関2巻15~19話

夢バトルとは逆にデンジのイカれっぷりを見せつけられた、永遠の悪魔との戦闘です。

傷をつけても増幅、恐怖心を察知してまた増幅と、名前の通り終わりの見えない永遠の悪魔相手にデンジがひらめいた打開策が「相手が自殺したくなるまで痛めつける」という悪魔じみた発想。

しかし、強力な悪魔相手に戦い続けられる戦力はデンジくらいのもので、実際に永遠の悪魔の元に飛び込んで戦いながら気づいたデンジの自画自賛がこれです。

ひらめいたぜ~

テメエが俺に切られて血ィ流して 俺がテメエの血を飲んで回復・・・!

永久機関が完成しちまったなアア~!! これでノーベル賞は俺んモンだぜ~!!

チェンソーマン 2巻

このぶっ飛んだ発想で本当に三日三晩戦い続け、切り刻まれ続ける痛みに耐えかねた永遠の悪魔は自ら心臓を差し出し、永遠を手放したのでした。

玉蹴り大会

仲間たちの敵サムライソードを捕らえたデンジが開いた大会です。

サムライソードの股間を蹴り上げ、一番大きな悲鳴を出させた奴が勝ち。

……小学生みたいな発想ですが、仲間たちの命を奪った憎い敵に対してこんなバカげた(しかし本人にとってはシャレにならない)復習を本気でやるデンジのおかげで、長年抱いてきたアキのあまりにも重く堅苦しい憑き物がとれたのもまた事実。

一緒に本気でバカをやることで、あまりにも価値観の違う二人の間の壁も蹴とばしてしまった、ある意味少年漫画らしいオチでした。

レゼ編

一部の中でも特に人気の話です。

デンジが同年代の女の子と出会い、急速に惹かれ合うのですが、それは仕組まれた恋でした。

しかしこのレゼ編は最初から最後まで一つの物語として完成されており、一編の恋愛映画のようで、

幕の引き方があまりにも切なく、チェンソーマンの中でも異色を放つ話です。

この話でチェンソーマンが好きになった、という人も多いでしょう。

掲載紙は移動

しかし、やはり少年誌で掲載し続けるのは難しい所があったのでしょう。

第二部からは週刊少年ジャンプから週刊少年ジャンプ+に移動することになりました。

…青年誌に移動するのかと思ったら、少年誌ではあるんですね。

チェンソーマンはなぜ人気が出た?

チェンソーマンの人気が出た理由は、迫力ある戦闘シーン独特な絵の構成センスなどの絵的な要素もかなり強いですが、

内容の魅力を上げるなら、大きく二つあげられます。

  • 色々と極端なのに破綻しないキャラクターとストーリー
  • 先が読めず、あえて語らず、考察要素が多い

ここではこれらを解説していきましょう。

極端なキャラクターとストーリー

チェンソーマンには濃いというか、極端なキャラクターが多いです。

主人公のデンジも、上記した通り「少年が共感できないキャラクター」でありながら、話を進める毎に「共感できない狂気」と「共感できる少年らしさ」という矛盾してた両面を内包していることが見えてきます。

人気投票一位の早川アキも、出会った当初は堅物で自他ともに厳しく近寄りがたく見えていましたが、デンジやパワーと暮らす内に本来の面倒見のよさ仲間想い情にもろく、実は打たれ弱い面などが見えてきます。

チェンソーマンのキャラクターはこのように、表向きの印象内面大きな隔たりのあるキャラクターがほとんどです。

そしてストーリーも、打ち切り回避の転機として上げた話はそれぞれ評価された理由がバラバラです。

デンジの共感できる面を評価する人もいれば、狂気に満ちた発想を評価する人、無邪気でバカバカしい復習方法に笑った人、淡い恋愛模様に心惹かれた人、早川家の独特な日常を愛した人。

グロテスクだったりセクシーだったりとギリギリを責めるかと思えば、映画のように美しいシーン情緒的で繊細な描写もある。

緩急のつけ方、様々なバランス感覚が絶妙に上手い作品だとうならされます。

先が読めず考察要素が多い

前述したように様々な楽しみ方ができるという点とも関係しますが、チェンソーマンは次の話、次のページ、扉の先でどう転ぶのか先が読めません

先が読めない底が見えない、ただ嫌な予感がするのに目が離せない…終盤など精神的にもキツイ展開が続くのに、「この先で何を見せられるのか」が気になって胃を痛めながら読んだ読者も多くいます。

また、あえて語らない部分一部最終話まで読んで気づく伏線、意味ありげなのに未だ未解明な箇所もたくさんちりばめられており、考察のはかどる作品でもあります。

楽しみ方がわかりにくい人も多いかもしれませんが、「これにはどんな意味があるのか」と考察するのが楽しい人にはたまらない作品でもあるのです。

まとめ

いろんな意味で物議を醸したチェンソーマン。

エログロだけでなく様々な魅力があり、多面的に楽しむことのできる作品です。

二部も始まり、アニメ化もして、今後どうなっていくのかという意味でも目が離せませんね!

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